「ディオールと私」を観てきました

楽しみにしていた映画「ディオールと私」、
福岡は始まるのが遅くて、ようやく観られました。

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ディオールの新しいデザイナーのラフが、
初めてのオートクチュール・コレクションを成功させるまでの
ドキュメンタリー仕立ての映画です。


オートクチュールって、なにやら優雅にデザイン画を描いて、
お針子さんが一針、一針、丁寧に時間をかけて縫ったドレス…な、
(勝手な)イメージがあったのですが、
違ってました。

もっと、ハラハラドキドキ、間に合うのか!(>_<)
…的な展開でした。

ほぼ8週間しか猶予がないのですよ。
デザイン画がアトリエに届けられると、
まず白一色ですべてのデザインを形にしていきます。

ここで思うシルエットになるまで時間をかけて、
コレクション3.4日前にようやくそれぞれの生地で縫われます。
アトリエのお針子さんたちの素晴らしい技術で、
なんとかコレクションの当日にすべりこみセーフです。ホッ。

途中、忙しいさなかにアトリエのチーフが、
ニューヨークのお客様に呼ばれて行っちゃうんですが、
なぜかというと、毎シーズン5千万購入するお客様の要望だから\(◎o◎)/!
5千万!!買うのか!\(◎o◎)/!
あー、びっくりした。まあ、オートクチュールですからね~(^_^;)

心に残ったのは、デザイナーのラフが、
周りの人たちに「それは無理、出来ない」と言われても、
折れないで最後まで意志を貫くところ。

わが身を振り返ってしまいますね。
もし自分が新参者で、以前からいるベテランスタッフに対して、
そんなに強く要望を言えるだろうか、ということ。

その意志の強さがクリエーターなんだなとつくづく感じました。

でも、アトリエへの素敵な配慮があるんですよね。
お花を贈ったり、夜中のシャンパンタイムがあったり、
気配りもおしゃれです。

先日「イヴ・サンローラン」を観たときは、
デザイナーとしての才能の代償としてなのか、失ったものが多すぎる気がして、
フツーが一番とか思っていしまいましたが(^_^;)、
今日は、やる気がでる映画だったと思います。
(YouTubeでコレクションが観られます。
壁面を覆い尽くすお花が圧巻ですよ。)

めずらしく長々と書いてしまいました。
読んでいただきありがとうございます。


<今日のルルたん>

お天気が続いています。

ルルたん的ひなたぼっこ。
「ディオールと私」を観てきました_a0257080_21231994.jpg
お尻がはみ出してますね。

「ディオールと私」を観てきました_a0257080_21232533.jpg

いやいや、何も言ってませんよ。
気持ちのいい風が吹いてますね~



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by atelier-hinagiku | 2015-04-24 21:34 | *織り日記* | Comments(0)

福岡市中央区六本松で小さな手織り教室をしています。手織りの記録とうちのネコ(ルルたん)の日記です。


by ひなぎこ